百越山

中央アルプス_百越山_空木岳(その１） 2005/8/23

本日は中央アルプス南部縦走路のお話です。
この時のコースは、JR須原→車→（伊奈川渓谷にそって東へ10km）（伊奈川ダム）→ケサ沢駐車場→福栃平出合→下のコル→上のコル→百越小屋→百越山(2613m)→仙涯嶺（せんがいりょう）(2734m)→南駒ケ岳(2841m)→赤椰岳(2798m)→空木岳(2864m)→木曾殿越→木曾義仲の力水→北沢つり橋→うさぎ平→ケサ沢駐車場

kosumo

これ以南の中央アルプスでは、奥念丈岳(2303m)→念丈岳(2290.7m)→烏帽子ケ岳(2194.5m)→飯島ICなどが人気のコースです。
縦走路の奥念丈岳(2303m)→袴腰山(2239m)→安平路山(2363.1m)→大平街道は、藪こぎや笹こぎが多く、山小屋もないため、熟練者コースとなっています。

さて、このコスモ（百越山、）なんとおだやかな、美しい名前なんでしょう。
西側は大桑村、東側は飯島町です。
この東側コースでは、JR飯田線の七久保駅または、中央道の飯島バス停を利用し、タクシーで、白山権現へ、そこから徒歩では最短（標準タイム：5時間20分）で、百越山に登れ、人気のスポットです。
西側のコースとなりますと、JR中央線－須原駅から徒歩で渓谷を13kmまたは、車でケサ沢駐車場まで、標準時間－6時間40分で、百越山に到達できます。

絵は、南駒ケ岳より南方をみた仙涯嶺（せんがいりょう）(2734m)、百越山（こすもやま）(2613m)を眺望したものです。
Z字に湾曲した山稜の一番左が、仙涯嶺（せんがいりょう）(2734m)で、一番右の小さな＊マークが百越山（こすもやま）(2613m)です。
手前の大きな石には、”コスモ↑”という文字が書かれていました。

伊奈川ダム上部のケサ沢駐車場から、コスモ山頂へは山肌の樹木をかいくぐっての登攀が続きますが、山頂はきわめて景色がよく、達成感があります。周囲360度、まるい表面の地肌に立つのは気持ちのよいものです。
北への方角が、中央アルプスのメインの縦走路になりますが、空木岳以南ということもあり、比較的空いている登山コースです。

コースを逆に見たのが絵のコースで、このように湾曲しているコースになります。潅木に降りることもなく、常に山稜を歩きますので、気持ちのよいコースとなっています。

事典：
百越山を擁する飯島町

大きな扇状地台地の上に生活が構成されている町です。
生活地域の標高は約５５０メートルから、８４０メートル、森林原野が７０％以上。
西に聳える中央アルプスは南駒ヶ岳（2,841m）を中心にして、空木岳(2864m)・百越山(2613m)・烏帽子岳(219.5m)などが目前に広がり、東は伊那山脈、そして仙丈ケ岳(3032.6m)、北岳(3192.4m)・塩見岳(3046.9m)・赤石岳(3120m)などの南アルプスを望むことの出来る地域でもある。
町のキャッチフレーズ・・「二つのアルプスが見える町」
北から南へ天竜川がゆったりと流れ、北は中田切川によって駒ヶ根市と隔たり、又町の中央を南駒ヶ岳の水を受け継いだ与田切川が西から東に流れて天竜川に注いでいます。

つづく。